巣ごもりかたつむり主婦~日々のあれこれ~

30代の専業主婦です。妊活をメインにあれこれ書き散らします

妊活の終わり、それから・・

重い話です。読む側もしんどいかもですが、妊活されている方には呼んでいただきたいです。

だいぶ期間空きました。毎日忙しくて、今やっと余裕と心の整理がなんとかできたところです。

結果として私は5月、帝王切開にて元気な女の子を出産しました。

1870gで、低体重のため即NICUへ入り。色々あってやっと7月に退院して我が家へとやってきました。

先生から進められた染色体検査の結果を先日聞き、ショック。私の娘は「エマヌエル症候群」という30年前にやっと名前がついたばかりの、罹患者の少ない難病だったのでした。ややこしい染色体の話は割愛して。症状はどんなものかといえば、心臓や耳に先天性の異常をきたし、重度の発達・知的障害が発生するというもの。

調べれば調べるほど、あまりの重さに胸が苦しくなります。

NIPTが陰性で、安心して産んだはずでした。確かにNIPTの事前説明では、ダウン症などの一部のトリソミーが対象で、ほかの染色体異常は検知できませんよ、とありました。私も主人も親戚に染色体異常の人はいないし大丈夫だろう、と思っていたら。

エマヌエル症候群は、夫婦のどちらかが原因となる染色体の保因者である場合、6%の確率で産まれるのだそう。不妊治療のとき、私達夫婦は染色体の検査を受けていませんでした。流産したときも、絨毛検査を受けませんでした。高額だし、NIPTの事前説明と同様に親戚に染色体異常の人はいないし、受けなくてもいっかと思っていて。

不育症だと判明したので、すっかり原因がそれだけだと思っていました。

私達夫婦の遺伝子は、染色体異常の子ができやすい。それを、産んだあとに知るなんて・・。今妊活中で、流産を繰り返している方は、遺伝子検査をしてください。絨毛検査は現在では前ほど高額ではないので、することを強くおすすめします。私は、安くなったなら次流産したとき受けよう、と思っていたのです。

もしそれで良くない結果が出たときは、着床前検査と羊水検査を受けましょう。

 

NIPTを選択したことを悔やむ気持ちもありますが、ときがもし巻き戻ったなら羊水検査を受けるように言うか?と自分に問うと、なんとも言えない複雑な気持ちになります。というのも、産まれた我が子がこれまたとんでもなく可愛いのです。ちっちゃくて温かくて。つぶらな瞳で私を探して。「あうあう」言いながらミルクを欲しがる姿も愛らしくて。あのとき中絶していたら会えなかった子なんですよね・・。いや、やっぱり検査して中絶していたのかな。ね、複雑でしょ。

まあ、ありえない話をしたところで仕方ない。とにかく現実を受け止めて。私は生涯をかけてこの子を療育していきます。この子は私にとって救世主であることは間違いないのです。毎日毎日、楽しいときでも不妊のことを思い、重くしていた心の枷をこの子ははずしてくれました。あのときより、今の方が幸せです。私をお母さんにしてくれた。旦那にもこの子にも、とても感謝しています。

 

今後はブログを引っ越して、子育てについて書いていこうかなあなんて思っています。筆不精なんでいつ始めるかは微妙ですけどね。どうなるやら〜。じゃあね!