巣ごもりかたつむり主婦~日々のあれこれ~

30代の専業主婦です。妊活をメインにあれこれ書き散らします

【妊活こぼれ話】不育症についてお話します~治療編~

私は抗リン脂質抗体症候群というタイプの不育症です。

妊娠すると赤ちゃんの成長を阻害するくらい血がドロドロになるというものなので、対処方法として血がさらさらになる薬を使っていきます。私が処方されたのは「低用量バイアスピリン(内服薬)」と「ヘパリンカルシウム(皮下注射)」です。

 

<低用量バイアスピリン

内服薬で、移植後からスタートして一日一錠。私は夕食後に飲んでいました。これといって副作用は出ませんでしたが、強いて言えば始めたばかりのころちょっと胃が痛かったかなあ。それくらいです。

 

<ヘパリンカルシウム>

注射タイプのお薬で、胎嚢が確認されてからスタート(妊娠判定してその翌週くらいなので、5Wくらい?)。朝と夜の一日二回皮下に打ちます。私は朝に太もも、夜はお腹と分けて打ってました。初めはお腹だけに打っていたけど、エストラーナテープも貼っているので打つ場所が徐々に狭まってきてしまい・・。あまり狭い間隔で打ちたくないので、途中で太ももにも打つようになりました。

 

地味に大変なのが、ヘパリンは大きい病院じゃないと処方していないという事。胎嚢が確認できた!となったら、その翌日には大病院の産科へ行って処方してもらうのです。ヘパリンは肝機能に影響を及ぼすことがあるようなので、二週間ごとに血液検査をする必要があり・・。毎週不妊治療のクリニックへ行きつつ、隔週で大病院の産科にも通うというスケジュールで、ちょっと疲れます。私が行ってる大病院は2時間くらい平気で待たされるので、それがまたしんどい。つわりの時期でもありますし。

 

ちなみに私が使っていたヘパリン注射セットはこれ↓↓↓

ヘパリン注射セット

注射針は「0.3×12㎜」というサイズのもの。短くて根本まで一息に打ち込めます。普段看護師さんが使ってるのって長いイメージがあって、「あれを自分が・・」と怯えていたのですが大丈夫でした。私は手が震えがちなので、入れる深さを微調整する必要が無くて済むのはほんと楽。針の先端も細くて痛みはほとんどありません。

 

ヘパリン注射は、案外すんなりと生活に溶け込みました。心配していた副作用も無く。毎日注射が怖くてうつっぽくならないかな・・とかも思っていたのですがとんだ杞憂でしたね。むしろ体調がいいです。これは血行がよくなっているからとか・・?看護婦さんも「打って産んだ人いっぱいいるからね。薬も血がドバドバ止まらなくて大変!みたいな量じゃないし。安全な量だから大丈夫!」とポジティブな言葉をくれました。こういうのほんとうれしい。

それに打っている間、「これで赤ちゃんに栄養が届けられるんだ」と思うとやる気が出ました。終わった後、ちょっとした達成感があります。

 

バイアスピリンもヘパリンも、割と出産間際くらいまで使い続けるんだとか。

私は途中流産してしまったので、まだ2週間くらいしか経験はないです。お腹ぱんぱんになったらどう打つんだろう・・。まだその疑問が解決するまでは時間がかかりそうです。

 

実際にまた打つ時期が来たら、日々の奮闘を伝えていきたいです。

一度採卵はさむのでまだだいぶ先だな~。まあ、のんびり過ごしたらすぐよね。