巣ごもりかたつむり主婦~日々のあれこれ~

30代の専業主婦です。妊活をメインにあれこれ書き散らします

【妊活こぼれ話】不育症についてお話します~検査編~

2019年9月に初めて移植し、化学流産一回、稽留流産2回を経て、不育症と診断されたのが2021年4月。一年半を棒に振ったような、振り出しに戻ったような衝撃を受けました。今、体外受精にステップアップしようとしている人は、一度検査を受けてみてはどうでしょうか。

 

私は「抗リン脂質抗体症候群」というタイプの不育症です。

誰でも妊娠すると血液が凝固して血がどろどろになりやすいのですが、私はその作用がより強い体質らしいのです。するとどうなるかというと、赤ちゃんに栄養を届けるための細い管に血の塊ができ、成長を阻害してしまう。妊娠初期の赤ちゃんなんてめちゃくちゃちっちゃい。それに栄養を送る器官も当然もっとちっちゃい。母体である私が普通に生きていける程度の血液凝固だとしても、赤ちゃんは生きていけないのです。

 

私が検査をしたのは、体外受精で2回稽留流産した後でした。

あと一週でクリニックを卒業だ、とウキウキした気持ちでいたらまさかの心拍停止。不育症の可能性があるとのことで検査を進められました。

<検査の種類>

①子宮鏡検査→子宮形態異常

②血液検査→内分泌異常、抗リン脂質抗体症候群、血液凝固因子異常

③血液検査(自費)→染色体異常

※③は夫婦で受ける

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①はすでに受けてクリア済み。③はめったにない因子であるし、顕微授精の過程からあまり考えられないと言われたので、私は②を受けました。

 

しかしこれがやたらと時間がかかる。というのも検査は2回しなければいけない。1回目の検査結果が出るのに3週間、検査にひっかかったらさらに12週後に再検査、そしてその検査結果がでるのにまた3週間。全部でえ~、18週くらい。私は11月ごろ最初の血液検査して、不育症と診断されたのは4月でした。約半年!年末年始はさんだり、来院のタイミングとかいろいろありますが、振り返ってみてもやっぱり長いな。

(ちなみに血液採取のタイミングは、生理がきて体が妊娠していない状態です。採卵周期と同時に行えます。)

 

この検査に関してはとても後悔しています。自費でもいいから、もっと早くやっておけばよかったと。そうしたらもっと早く治療できて、心拍停止してしまったあの子も生きて、今腕の中にいたかもしれないと考えてしまうんです。

不育症に該当するといっても、必ず流産するわけではない。そうだとしてもできることがあった。それができなかった、というのがとてもつらいです。

あんなに最初いろんな検査勧めてたくせに、なんでこの検査だけ一般ルールにのっとって勧めるの??おかしくない??と、病院に八つ当たりしたくもなります。(いやでもこれはほんとにそう思いません?それとも一覧にあったけど先送りしたんだっけかな・・もう記憶が・・)

 

繰り返しになりますが、体外受精にステップアップしようとしている人は、一度検査を受けてみてはどうでしょうか。それか体外受精で一度流産した方も。自費といっても体外受精の治療費ほどではないです。

あの悔しさを味わう人が一人でも減ってくれれば、と祈るばかりです。

 

長くなりましたので、実際の治療については次回。